心も体も今すぐ壊して
「ねぇ、先生?」
「…ん……」
あれ?寝てる?
私は先生の顔を覗き込んだ。
先生…寝てる。
寝るの早っ。
疲れてたのかな。
「……おやすみなさい」
先生を見ていて気が付くと自分から顔を近付け、キスをしようとしていた矢先…。
ぎゅっ。
体を引き寄せられ寝ぼけながら私を抱きしめる先生。
私を…誰だと思ってるのかな?
彼女と勘違いしてる?
まあ、いっか。
私も先生を見つめながら、ゆっくり瞼を閉じて眠りについた。