Bad Girl~不良少女~
「超嬉しい」
一瞬、ぽかんとした。
こいつ、変態なのか?
まわりの女子がこんなに騒いでることがそんなに嬉しいか?
しかし、うちの疑問は違ったということをすぐに思い知らされる。
「稜ちゃんからそんな言葉聞けるなんて思ってなかったから」
いつもとは違う、落ち着いたトーンで言う栗崎に思わずドキッとしてしまう。
「……るせー」
でも、やっぱりうちは素直じゃない。
さっきまでの自分が嘘のようにまた冷たく言い放つ。
そんなうちを少し笑って、抱いてる腕の力をちょっと強める。
「本気で稜ちゃんが好きだよ、俺」
「えっ…」
今のうちにとっては、ものすごく嬉しい言葉が聞こえた。
栗崎はそっとうちを離して、まわりでキャーキャー騒いでる女子たちをチラッと見て、ニヤっと笑った。
腹黒い黒崎が垣間見えたような気が……。
「キャーっ!!」
予感的中で、ゆっくり近づいてくると、優しくうちにキスをした。