Bad Girl~不良少女~
うちの動きが固まって、ふわりといい香りに包まれた。
首筋に栗崎の息がかかって、心拍数が異常に上がりだす。
背中がじんわりと温かくなって、自然と背筋が伸びる。
呼吸が上手くできなくなって、視線が泳ぐ。
「…………………好きだよ、稜ちゃん……。
もう、食べちゃいたいくらい……」
いつもなら、なに言ってんだ、で終わらせられる言葉も、今日はいつになく真剣味を帯びてくる。
そっと肩口に顔を埋めて深く息を吐いた彼に、思わずビクッと反応する。
「ちょ、栗崎……っ。今日…そういうこと、しに来たわけじゃないっ……」
言葉を遮るように首筋にちゅっとキスを落とす。
前に回っていた手が上がって来て、うちの顎を捕える。
妙に色っぽく夕陽に染まった顔が近づく。
目が合って、どうしても逸らせないまま、栗崎の綺麗な唇とうちのそれが重なる。
徐々に深さを増していく口付けは、うちの体から力を抜くのに充分過ぎた。
後ろに倒れこんだうちを支えるように抱きなおして、栗崎は中ランに手をかけた。