たべちゃいたいほど、恋してる。




そんな龍之介の雰囲気を感じたのか、優衣もまた幸せそうにはにかんで見せた。




「…ばーか。あんま可愛いことばっか言うなよ」




"食っちまいたくなるだろ"




そう聞こえた言葉が最後。


次の瞬間優衣の視界に映ったのは真っ白い綺麗な天井と今までで一番優しく甘く、何より幸せそうな瞳をした龍之介。


その瞳に映る自分の姿にじわじわと熱をもつ優衣の体。


眩しいくらいの銀色がその存在を示して。



トクン トクン



好きだ、と身体中が叫びだす。

傍にいたいと心の底から願う。


それを見透かしたように降ってきたのは待ち焦がれた熱。


体の奥から全てを溶かすような熱く甘い口付けに、小さな兎はそっと目を閉じた。







act 7* Happy end!
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