また会う日まで
別離


「さて、そろそろ飯でも行くか?」

「うん。」


私達は再び車に乗り込み、レンタカーを返しに向かった。


そのまま近くのファミレスで夕飯を食べることになった。


「そういえば、恵那って今彼氏いるの?」

「いるように見える?
もう3年ぐらいいないよ。」

「そうなんだ。
じゃあ、俺ら寂しい者同士だな。」

「アハハ、そっか。」


“俺ら寂しい者同士”


ということは、優輝にも今彼女はいない。


ドキドキと胸が高鳴る。


ご飯を食べ終えた私達は、ビールやおつまみを買い込んで私の家へと向かった。
< 17 / 83 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop