また会う日まで
深愛


ハッと目を開けると、見慣れた天井が視界に入った。


妙な胸騒ぎを覚えながら時計を見ると、針は朝の4時をさしている。


今の夢、何だったんだろう?


まだ起床時間には早かったけど、すっかり目が覚めてしまった。


優輝に何かあったのかな?


電話をかけたかったけど、さすがにまだ4時。


寝ているだろうし、それを邪魔はしたくない。


落ち着かずソワソワして、無駄に部屋の中を歩き回ってしまった。


仕事に行くまでの時間を持て余してしまった私は、クローゼットから小さな箱を取り出してみた。
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