*写真屋の恋*
というか、
君があれを撮ったのか。
彼女の動きにばかり目が行き、少し頭の回転が遅くなった。
へぇ。
そう分かると更にまじまじと観察してしまう。
ちょっと想像より若かったけれども、
ちょっと想像よりふわふわしてるけども、
ふーん。
『えっとね、』
うんしょっと、例のメモリを出そうと胸ポケットに手を突っ込む。
…もっと、何かに燃えてるような、何かに怒りを燃やしているような、そんなタイプだと思っていた。それぐらいの情熱をあの作品から漂っていた。