だって君が好きだから。
11


「それで、
…優梨はどう思ったの?」



真樹は背中をさすってくれる。




「あたし、…わかんないよ。
でも早くしなくちゃ。」




「…そんなに焦らくても
きっと待ってくれるよ?
優梨はいつも自分がツラく
なることばかり考えるんだから。
修も恭平もそんなことは
望んでなんかないよ。」




「…うん。」




「あたしは、修と話しを
した方がいいと思うなぁ」




「…うん、そうだね。
あたしもそう思うよ…」




「じゃぁ、明日にでも
話ししたらどう?」




「…うん、そうする。
ありがとう、…真樹。」




「親友なんだから当たり前♪」




「…うん!」




あたしは真樹が入れてくれた
ココアを飲みながら
ニッコリと笑って言った。



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