だって君が好きだから。


「おっはー♪」




ドカッ!





いつものように
朝からあたしの頭を
体操服で叩く。





「痛い〜!修のバカ!」






「だから、痛くねぇって。
中身、体操服!」






「バカ!
もう、今日のグラマーの
宿題見せてあげないからね!」






「あぁ〜!ごめん!
悪かった!見せてくれ〜
俺、今日あたるんだよ。」





「…しょうがないな〜。」






「俺も見せて!
グラマーやってねぇ〜」






「恭平は俺のあとだろ。」





「俺が先だよな!?優梨♪」





そう言ってキョーちゃんが
あたしの肩に腕を回す。





「てめっ!恭平!」






修がそう言うと
キョーちゃんは逃げて行った。





朝からなんなんのよ〜






「昨日の内緒な?」




修が耳元で呟く。





「うん、しょうがないから」






「…優梨、生意気〜!」






「あっ、知らない。
そんなこと言うんだ〜?」






「ウソウソ!ごめんって。
ありがとな!」






そう言ってニカッと笑う修。





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