だって君が好きだから。




「じゃぁ、行ってくる」





今日は修が大阪に行く日。
ってゆうことは
修が彼女に会う日。




修が彼女とどんな話しを
するのか気になってしょうがない。
でもそんなこと気にしてられない。





あたしは決めたの。
修が選ぶ道に着いていくこと。





修が彼女とちゃんと元に戻れたなら
あたしは応援する。




でもしばらくは
修のこと忘れられないかも。



もう、それでもいい。
あたしは修が本当に好きだから
幸せになってほしいって
心の底から思うから。





「気をつけてね」






「おぅ、明日の夕方ぐらいには
帰ると思うから
帰ってきたら会いたい。」




「うん、わかった!!
待ってるよ。」






「寂しい?」





あたしの頭に手をおいて
優しい声で聞く修。





なんでそんなこと聞くの〜
寂しいに決まってるじゃん!
でも、言えないよ…





「あたしは大丈夫」





「寂しく死にそう〜
って泣きながら言えよ。」




「言わないよ!」





「ちぇっ、つまんねー
てかなんか俺のが、寂しいかも。
大阪まで連れて行きたいこの犬。」





あたしの頭をなでなで
しながら言う修。




< 58 / 274 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop