だって君が好きだから。


「修、無事で良かったね!!」



タクシーの中で
キョーちゃんに言った。




「そうだな、奇跡だよ。
あいつミラクルだよな。」



「あはは、ほんと!」




「うれしくないの?」




「え?」




「修も好きだって言って
くれてんのに元気ない。」




「そ、そんなことないよ!」




「そ?元カノのことじゃないの?」




「え?」





「優梨わかりやすい」




「だって彼女と話をしに行く
って言って大阪に行ったのに
話ししてないのに
あたしのこと好きだって
言うからよく、わかんなくて」





「そうか、でも俺が思うに
もぅその時から決めてたんだよ。
優梨を好きな気持ちに
気付いたから彼女の話し
優梨に話して、大阪に来て
別れをいいにきたんだよ。
あいつ最初から優梨が好きだよ。」





「えっ、嘘…
知らなかったあたし。」




「うん、だからそんなこと
気にすんじゃねーよ?」




「うん!ありがとう。」




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