【完】ヤクザな彼氏
終わったと同時に牛沢くんは私に駆け寄る
「さっちゃん!!大丈夫か!?」
自分だってボロボロなのに・・・
額や口から出てる血が痛々しい
服もボロボロだ・・・
私はそっと牛沢くんの頬に触れた
「・・・っ!さっちゃ・・・」
「大丈夫。私は大丈夫だから」
「よかった・・・」
そういってふにゃっと笑う
子供みたいな笑顔に私の胸は高鳴る
自分よりも他人を優先しちゃうところ
私を心配してくれるところ
私の好きな牛沢くん