【完】ヤクザな彼氏

「ないよ!ないけど!!許せないのよ!!」

「・・・あんたバカ?矛盾してるんだけど」

「そーだね。バカかもね!でも・・・」

私は振り返り牛沢くんを見た

「牛沢くん!私ね牛沢くんの事好き!大好きだよ!」

出したことのないような大声で私はそう叫ぶ

恥ずかしいけど、伝えたいと思ったの

伝えないと始まらないから



「う~~・・・」

私は両手で顔を隠し泣く

私の鳴き声だけが倉庫に響いている現在。

「・・・それほんまか?」

私に近づいた牛沢くんがそう聞いた

私はうん、うん、と頷いた

そして暖かいものが私を包む

それは・・・

牛沢くんの胸


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