おっきなONE WAY LOVE(仮)
重たい雰囲気のまま
結木の家についた


結木はまだ足元が
ふらついていて危ない


「ここで大丈夫?」


「ああ
ありがとな」


そう言ってふらつき
ながらマンションに
入ってく


複雑な気持ちのまま
帰ろうとした瞬間
結木が転んだ



私は慌てて駆け寄った



「何してんのよ!
大丈夫?」



「大丈夫だって笑
俺かっこわりぃな」



「ドアの前まで送る」


「そんなんいいよ」


「私が心配で帰れないの!」



そう言うと結木は
静かに歩き出した



そして時々よろめく
結木を支えながら
ドアの前に着いた
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