カテキョのコンちゃん!


「くくくっ、まあギリギリセーフとしよう。」


…あっそ。


ツボに入ったのかいい感じに笑いやがった。


「高校2年生かあ。友達は?」


「特別仲良しな子は一人。」


「何て名前?」


「桐谷梓。」


「梓?あずちゃんね。」


えー。


あだ名勝手に決めんなよ。


「えー、あずちゃんって感じじゃないよー?」


「じゃあどんな感じ?」


「あずさマンって感じ。」


また、コンちゃんは笑った。


「やっぱふうちゃんは面白いね。」


「…そんなことないと思うよ。梓はねー、しっかりしてて強くて賢くてあたしと正反対の子。幼稚園からずっと一緒の仲良しなの。」


梓は昔からよく出来た。


面倒みもいいし、誰からも信頼されてる。


そんな梓が羨ましい。


「ふうちゃんはあずちゃんが大好きなんだね。」


「え、あずちゃんで決まりなの?」


「うん、決まり〜。」




2時間はこんな風にゆるーい会話が繰り広げられてあっという間に時間が過ぎた。
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