私、不良です
残り作る数が二桁になり
鶴が旅立つのももうすぐだ。
私が彼に尋ねる猶予もあと少し。
「ねぇ」
単調を装った声は
すぐに彼にバレてしまう。
スキンは怪訝な顔をした。
「なんだ、分かってんだ」
少し肩が下りる。
「お前、そればかりだろ」
スキンが呆れ口調で言うので
私は「まーね」と笑った。
「弟を持つ兄姉として」
そう言うと照れたのか
スキンは下を向いた。
「確かにな」
なんて素直だ。
ちょっと気色悪い。