私、不良です
後ろを振り向くと
白髪に黒のメッシュを入れたセキと
セキの大きな手を小さな手で握るアリスがいた。
身長の差で兄妹のように思えた。
「うっせぇ、シスコンが」
スキンの仏頂面な声にハッとした。
私はセキを睨み付ける。
「嘘を付いて何が悪い」
とセキは開き直る。
彼のプライドとしてこれ以上は突つかなかった。
セキは私たちの横に腰を下ろして
折り紙を一枚手に取った。
アリスはセキの隣に座って手本を見せる。
「つまりあんたは俺が知っている
スキンの兄貴か?」
「ああ」
セキが折るのに何が言いたげだったが
それを呑み込んだらしい。
「あいつの天下は俺が守る」
その言葉にアリスは鼻で笑った。
「バカらしっ」