お子ちゃま☆彼氏
このまま海里とくっ付いていたい。ずーっとこうしていれたら幸せなのに。
「そんな顔しないの」
照れ隠しのような笑顔と共に私をぎゅっと抱きしめた。
「少し出掛けようか」
「どこに?」
「夢ちゃんを連れて行きたい所があるんだ」
「わぁ。楽しみ~!」
私はワザとこれ以上場所の事は聞かなかった。多分海里はサプライズ好きなのだ。私の為に色々考えてくれていると思うだけで幸せな気持ちになれる。
「帰って来たらご飯食べに行こうね。…で、夜は一緒にお風呂に入って、一緒に寝ようね」
「そんなとこは細かく説明するんだ。遠足を通り越して、修学旅行みたいだね」
「いいねぇ。『ラブラブ修学旅行』に変更だ!」
「まくら投げもしようね」
またまた2人で大笑いした。