夢デアエタラ
【現夢二回目ー2】

グウ……







しばらく歩いてると
お腹が鳴り始めた。






そう言えば、
夕飯も食べずに
寝たんだった。







母親から
電話がかかってきた事を
思い出す。







「ん…?」







ふとポケットに手を
やると、

携帯電話が
入っているのに気付いた







「携帯電話なんて…
えらいリアルな夢だな…」







携帯を取り出して、
とぼとぼ歩いてくと…






サアア…







目の前のモヤが晴れ、
螢の瞳に
美しい川の風景が
映し出された。







「うお…」







その圧倒的な美しさに

螢はその場で
ただ、ただ
見とれていた
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