Welcome to☆椿荘
「い、いいんだ。
牧瀬先輩は何も悪くないです。何も言わなかった
僕が悪いんです。

牧瀬先輩に仲間って言ってもらえて
…すごく嬉しかったです。
ぼ、僕も牧瀬先輩を仲間だと思ってます。

そして…他のみんなも…。」


一朗の言葉は
一瞬にして寮生たちに笑顔をもたらした

こうやって
寮生たちの絆が深まっていくのを見ていくと
鼻の奥がツン…っと熱くなる

涙もろいのは年のせいかな…


大きく深呼吸して涙を引っ込め
私は声を張った

「よし!
じゃあ、みんな朝ご飯食べるわよ。

良司と悟史は朝食運ぶの手伝って!
孝太と柚季は部屋かたずけ!

太一は一朗に薬でも付けてやって!
しみーーーるヤツね。」

一斉に動き出す寮生
その顔には笑みが広がっていた

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