恋するキモチ
あら、前の席も男の子??

前の席には、背が高い人が座っていた。

「龍!!近いじゃん!!」
「あぁ…。うるさくなりそうだな。」

わぁ…声低いなぁ…背中も広いし…。

龍と呼ばれた男の子は、もう前を向いてぼーっとしていた。
何だか独特の雰囲気を持っているのに、周りから浮くことは決してない感じ。
何とも言えない安心感を彼に感じていた。
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