僕の隣に、もう君は居ない。




「・・・・嬉しい。
 智に綺麗なんてもう一生
 言われる事ないと思ってたから」




ふふ、と笑って。




「・・・話は、そうだな・・・
 ホントの別れ。
 言いたい事全部言いたくて。
 そーじゃないと、俺。
 まだ菜都から離れられないから」




「別れてから、
 まじで菜都を忘れられなかった。
 仕事にしか興味も無くなって
 仕事に没頭して。
 忘れるために同じ部署の子と
 付き合ってみたり、とか。
 けっこー惨いコトしてた」




「ココだけの話
 奪いに行こうかなぁとも
 思ったけど行かなかった。
 拒絶されるのが怖かったし
 2人に嫌われたくなかった」









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