君に堕ちてしまう。

Chapter 2



「ふみな。」

あたしの名前を呼んで、
優しく微笑む先生。

「こっちにおいで?」

ああ、これは夢だ。

だって、先生がここにいる。

あたしの
あたしの大好きな
その声で、その腕で、
あたしを抱きしめる。

「佐川先生。」

あたしの大好きな、大好きな、



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