いじめ【嫉妬】
「お願い、聞いて! 」

そう言いながら肩をガッと持った時

急にみーちゃんはおとなしくなった。

「…もう、しつこい!! 」

みーちゃんが怒った。

目には涙が浮かんでる。

「はーい、休憩終わりー、戻ってー」

あたしは、みーちゃんの手を離して、

「ごめん」

といって、リボン演技の所へ戻った。

「大っ嫌い」

みーちゃんの声が耳に入った。

ごめん、

ごめん、

分かってる。

あたしもそう思った。

けど、けど、仲良くしたいって思うのは

やっぱみーちゃんが大好きって事。

お願い、みーちゃん、こっち向いてよ。
< 23 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop