通りすがりの恋模様<極短>


「道であってビックリ。でもいつも俺、君の後ろ姿ばっかだったから自信なくてさ。しかも…」

男といるし。
と小さく呟く彼。

あっ泣きぼくろを発見…。

「あれは、違う。友達…です。あなただって彼女と…」

モゴモゴと言い訳をしている自分がどこか可笑しかった。

「あっあれ?兄貴の奥さん…今妊婦なんだけど兄貴が過保護でさぁ。病院帰り、躓くと危ないって」

笑っちゃうよな。

って笑えませんが。

「さて?誤解は解けた所で俺は昨日の君の猛ダッシュの理由が知りたいんだけど?」

ん?と顔を覗き込んでくる彼は自信ありげなセリフとは別にどこか不安そうで。

笑いが込み上げてくるのを許してほしい。

「こ、」

「こ?」

「このままだと遅刻しちゃうんで一緒に学校行きながら話しませんか」

「おっ、いいねぇ」


繋がれてる手は暖かくて。



小林みと。華も恥じらう16歳。AM8:00
絶賛恋愛中です!!





END
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