君と〜クリスマス・イヴ〜
クリスマス・イヴ
今日は恋人達にとって、イベントのひとつ。
《クリスマス・イヴ》

「えぇ〜!?遅れるのぉ」

真冬の雪が降る中…白い息を吐きながら、耳元に携帯を当てて私は叫んでいた。

周りの人達は、不思議そうに見つめながら通り過ぎて行った。

【ごめんな…残業が入ってさ…】
彼は、申し訳なさそうに謝って来る。

「うん…仕事なら仕方ないよね…私こそ、ごめんね…うん分かった…じゃあね」

私は電話を切った後、溜め息を吐いた。
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