Monsoon Town
それから1週間が経過した。

「珍しいな、藤堂が俺を呼び出すなんて」

時計は、日が変わる15分前を指差していた。

陣内は藤堂に呼ばれて、隣の彼の部屋にきていた。

「ひまわりはもう寝たか?」

陣内に紅茶の入ったカップを差し出すと藤堂は聞いた。

「ああ、ぐっすりと…けど、まだ安心できない」

「まだ見るのか?」

藤堂のその問いに、陣内は首を縦に振ってうなずいた。

「日が経つにつれてひどくなってる…」

呟くように言った陣内に、
「そうか…」

藤堂は椅子に腰を下ろした。
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