Monsoon Town
「ただいま」

陣内はいつものように家に帰ると、声をかけた。

出迎えてくれるはずのひまわりがそこにいなかった。

「ひまわり?」

声をかけたけど、返事はなかった。

それどころか、リビングが真っ暗だ。

何かあったのだろうか?

そう思いながら、リビングに足を向かわせると電気をつけた。

「ひまわり!?」

ひまわりが床のうえに座っていた。

「どうしたんだ?」

ひまわりがが陣内に視線を向けてきた。

向けられたその瞳は、濡れていた。
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