禁断~先生が好き~

次の日。

<朝>




昨日のあれはなんだったのだろう?



夢?そう夢だったんだ!!!



でも先生のキス・・・。ちょっとだけ、本当にちょっとだけ気持ちよかったなぁ・・・。



あっ!!あの後姿は今井先輩!!



比奈は昨日のことを夢だと思い込むためにも、思い切って挨拶してみることにした。



「今井先輩!!おはようございます!!」



「おはよう・・・あっ!君はこの間の・・・転んでた子?」



キャーー!!!!今井先輩が覚えてくれてた!!あれから1回も話ししてないのに!!



「はい!覚えててくれたんですか?嬉しいです!!」



「そりゃ覚えてるよ。可愛い子は忘れないよ?名前なんていうの?」



今井先輩のまぶしいくらいの笑顔。しかも可愛いなんて!!嬉しい!!



「そんなっ・・・可愛いなんて!*わたしは1年A組の、伊藤比奈って言います!!」



「比奈ちゃんかぁ~!今度俺が困ったときにでも助けてねっ!」



「はい!!絶対助けます!!」



あはっ!っと笑うと、先輩は教室に向かって走って行った。



本当にカッコイイ・・・。今井先輩・・・。この笑顔好き・・・。
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