[短]思い出の中のキミ
reencounter


 僕は駅のホームにいた。
もう約束の時間から、2時間も過ぎている。
昨日、いきなり鳴った電話。


 「久しぶり。元気にしてた?会いたいよ」


その声は、泣いていた。
耳から離れない声がとても気になった僕は、約束の時間に約束通りに来た。
…それなのに…あの子は来ない。
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