REAL HOPE Ⅰ



学校には遅刻しないようにレツの家を出た。



お母様は朝ごはんを作ってくれようとしたみたいだけど


私のせいで寝不足なレツはやっぱり少し機嫌が悪かったのか

お母様を無視して玄関まで歩いていった



私は頭を下げると、そそくさと家を出た。



レツはバイクで私の学校まで直接送ってくれて「帰り迎え来る。」それだけそっけなく言うと再びバイクを走らせた



その後皆が見ていのに気が付いた


堂々と校門前に止められたバイクのせいかレツが目立っていたせいか…


まぁ両方だと思うけど。

私は登校中の生徒達の視線をあつめながら校舎へと足を進めた。





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