REAL HOPE Ⅰ
開いた携帯の画面には、「死ね」の文字。
それがたくさん連打されていて
危険を感じた私は一気に玄関のドアを引いた。
でもそのドアは閉まらない
私が閉めようとした瞬間ガッと挟まれた男物の靴
ヤバイ!っと思った時にはすでに手遅れで、
私は馬鹿女が連れてきたらしいその男に家から引きずり出された。
どうしてこういう時に限って誰も家にいないんだろう
どうして誰も道路を通過しないんだろう………―