REAL HOPE Ⅰ
「じゃあ私は帰るから後よろしくね。」
そう言った馬鹿女は何が可笑しいのか、笑みを見せるとやたら高いヒールを鳴らして公園を出ていった。
男はもうすでに私の上に覆い被さっている。
「ブスだったら途中でバックレようと思ったけど、あんたみたいな美人なら大歓迎」
ナメるように上から下まで視線を滑らす。
「あの女本当たち悪ぃよな。あんた不運だね」
男が私のスウェットのズボンに手をかける
お前も十分たち悪ぃよ!!
私は最後の力を振り絞って、思いっきり男の急所を蹴飛ばした
それが案外きいたらしく男は「うぅ」と言ってうずくまった