REAL HOPE Ⅰ
「レツ!!!もう良いよ。私は大丈夫だから」
私がそう叫ぶと、こっちに背を向けていた体を動かしてゆっくりと振り返った。
「行くぞ。」
「………うん」
私の手を引くその手は、すごく熱をもっていて
レツが怒っている事がすごく良く分かる。
「平気か?」
「大丈夫」
本当は平気じゃなかった。
引っ張られた髪も
打ち付けられた背中も痛いけど
………だけど本当に痛かったのはそんな事なんかよりも
彼女達の言葉だった。
痛いのは体なんかよりも心だった
『あんたなんかすぐ捨てられるわよ!!知ってる?昔レツさんと体の関係を持ってた女がたくさんいるって』