REAL HOPE Ⅰ



「そうか、とは言ったが別れてやるとは言ってねぇ」



レツ独特の切れ長な瞳が私を見ている



「だいたい、いつ俺がお前を手離すって言った」



左手に持っていた煙草を道路にポトリと捨てると、靴のつま先でもみ消した。



「お前は何が不安なんだ。何が俺を信じられない」



やっぱりレツは優しい


私が彼を信じれていないと気が付いていながらも聞くのだから…



気持ちを疑っていると分かっているのに私を必要としてくれている




私だってレツを信じたい

だけどレツを思えば思うほど苦しくて信じる事が怖いんだ




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