ココロの鍵


なぜか潤さんも一緒にご飯を食べていた。


「美砂、美砂は16歳なんだよね?」



そこまで調べていたんだ。



「…そうです。」



「高校は?」



「えっと…行ってません。」



今まではバイトなどをして、お金を少しずつ集めていた。



家出ももう少しお金が貯まったあとにするつもりだったけど、あの事件が起こったからあたしは家出を早めたんだ。




「美砂にはちゃんと高校に通ってもらう。もちろんお金は俺が出すから。」



えぇ!?

高校に…?







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