夏の夢・夏の香り・私のトナリ
「分かりました……」

ルキトは、ふぅと溜め息を吐くと…“また来ます“と言って呟くと、自分が乗って来た宇宙船に乗り込むと、一瞬にして姿を消した…。



しばらく、メルメルは口を閉ざしたままだった…。

「メル…」

俺が、ソッと肩に触れると微かに震えているのが分かった。


「ごめんなさい……どうしても帰りたくない、マコトと離れたくないって思ったから…」


ー俺は、その時…自分がメルメルのことが好きだと気づいてしまったー


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