君と出会えて
「未来ー帰ろうー」


高校に入って2日目の放課後で、クラスの人とは距離間があるって感じだけど、あおいとは相変わらず仲がよかった



「うん!ちょっと待ってー」


あたしはかばんへといろんな物を放り込んで、あおいと一緒に教室を出た




「水屋くんって隣のクラスだよね?」


「うんっそうだよー」


「ほんと、未来は羨ましいよ

いつも水屋くんといれて…」



何回も言うようだけど、あおいは隼人のことが好き


あおいはあたしの親友だから、あたしは隼人を好きにはなれないし、二人の恋を応援したいと思ってる


だから、あおいにこんなことを言われるといつも反応に困っちゃうんだよね



いつもそんなことないよーって笑いながら言ってごまかしてるけど、やっぱりなんかあおいには後ろめたさがあるんだよね



実際、あたしたちは本当に仲がいいから…



「そんなことない……」


「あっ…今日ねー寄りたいとこがあるんだ

未来、ひま?」



今日のあおいはどうやら、隼人のことよりも興味のあることがあるらしい…

「えっどこ?」


「秘密!来ればわかるよ」


「うっうん…」


あたしは、あおいに言われるがままにとあるレストランへと行った

「あっごめんー待った?」



あおいの目線の先に目をやると、同い年か少し年上ぐらいの男の子が2人座っていた。



あたしたちは、その男の子達が座っている席へと向かった




一人はどっちかっていうと、不良系


もう一人も不良って感じだけど、本当にかっこよかった


あたしの胸はギュッとしめつけられ、苦しいような…でも、なんだかとても温かい感じがした


そして、あたしはいつの間にか彼の虜になっていた

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