沈黙の天使
エピローグ 明日へ続く一歩
信じること
失うこと
疑うこと
愛すること

幸せは今日、ここから


‡‡‡‡‡‡


数日はケイの身の回りの必要品を揃えることで過ぎていった。

テレビからは連日天使が消えたと報道している。

たまに『あいつ、天使だったやつだ』等という言葉も耳にするが全く気にならない。

絵美の実家でケイと住むことが決まり、引越等でも時間を費やした。

やっと落ち着いた今日、久しぶりに隆彦の顔を見に歩いている。彼の父親はまだ憎まれ口を聞くかもしれない。

逢わせてもらえないかもしれない。

でも、絵美は信じている。いつか必ず幸せな日がまた訪れることを。隆彦の笑顔が見られることを。自分の笑顔を彼に見せられることを。

信じている。

ミアとケイのように、どれだけ長い間離れていようとも、どれだけ障害があろうとも。



信じているのだ。


彼の愛を。


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