幼なじみとの約束

side涼介

「ねぇ、涼介君!!!」
急に北原に呼ばれた。
「何?」
何だろう?
北原が俺に用事といえばどうせ麻里花のことなんだろうけど・・・
麻里花なんかしたのかな?
「麻里花が涼介君のこと心配してたよ。
最近様子がおかしいって・・・
どうせ麻里花に告白するか悩んでたんだろうけど笑」
北原はニヤニヤしながら俺に言った。
そういえば昨日麻里花に好きな人いるか聞かれたなぁ。
「麻里花、俺のこと心配してくれてたのか。」
「そうだよ!!もうこのさい告っちゃえば?」
「いや、今はまだできない。」
「そっかぁ・・・。でもいつかはするんでしょ?がんばってね!」
そう言って北原は教室を出て行った。



俺が麻里花に告白する時なんて来るのだろうか?
俺と麻里花が幼なじみという関係から抜け出せる時はくるのだろうか?
今はまだ幼なじみという関係を壊す勇気はない。
でもいつか・・・・・
麻里花に俺の気持ちを伝えてこの関係を壊そう!!
それまでは幼なじみという関係を大切にして過ごしていこう。
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