二度目の君へ
2 間近な存在のありがたみ
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聡が二学期のはじめの転入生として来た日から
早くも1週間がたとうとしている。

女子達はいち早く聡の『お気に入り』になろうと必死にメイクの勉強にはげんでいる。

そんな中、私は一人聡に不安を抱いていた。



「ねぇみゆ?あたし聡に嫌われてるのかなぁ・・・?」



「明美そんなわけないよぉ!だってよく話し掛けてくれるじゃん?」



そう。

みゆのいっているとうり。

本当はただの嫉妬だけかもしれない。



「スキじゃないんだよ?」



「ぇ?・・・あ、ごめん。」



「スキじゃないのに聡が他の子達と話してるのみると『嫌だな』て思っちゃうんだ。あたし変だよね・・・。」



本当に変だ。

あたしこんなに嫉妬深い女だったっけ?

いつのまに聡はこんなにおとこらしくなったのだろう。



「明美。。それはスキってことだよ?」



え・・・。
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