第15章

海風

光side


波打ち際を歩く美雨に目を奪われていた…



出会った頃より伸びた髪を風に揺らしながら、足元の貝殻を拾い上げ、空にかざしていた…。



美雨に会うのは一ヶ月ぶりだ





この一ヶ月の間、俺は憲二さんの買い付けに同行して旅行に行ったり、スピカで大掃除をしたりと忙しい日々だった。


もちろん、美雨に会えない忙しさに文句を言ったが、美雨もしばらく海外へ行くからどっちにしろ会えないと聞かされた。


なんでも憲二さんが言うには、由美さんと美雨のボスも一緒に同行し、
昔、由美さんと美雨が働いていた所に挨拶?しに行くツアーだったそうだ。






お互い落ち着いた昨日の夜、美雨から連絡があり海へドライブする事になった。














< 127 / 202 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop