最終章

月光


(ピンポーン)






しばらく待ってみたが、出てくる気配がない。






「仕方ない…」






俺は由美さんから貰った鍵で、美雨の部屋へと入った。






部屋は静まりかえり


灯りもなく、真っ暗な


闇だった…






ただ静かに




すべてが止まっている





そんな感じだった






美雨の姿を探した







部屋で一番大きな窓のカーテンが開いている






「…いた。」



















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