第5章

再会

光side




今日は、憲二さんに
連れ出された。


なぜか、行き先を教えられないまま歩いてる…



『憲二さん、
どこ行くんすか?』


「まぁ飯食いに行こうぜ」

『なんか変なんだよなー』

「なっ、なにが!?」



『…怪しい…』 


「おっ!着いた着いた!」


何か怪しい…


やけにニヤニヤして…


この顔をしている時は、

大体イタズラをする時だ…



まぁ、
乗ってあげるとするか…






『おぉー、
なんかイイっすねー!
この店!』


「だろ!」



店は和テイストな居酒屋で、
それぞれ個室でゆっくり寛げる作りだった。




ひとまずビールで
乾杯した時、

憲二さんが今日一番
ニヤけた顔で


「後で…由美も来るからな」と言った









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