年下の君に愛されて、、、【長編】



にしても
私…上手くはめられたわけ…?


『まさか優衣花がやきもちなんてさ~』


ベッドに倒れこんで
嬉しそうな悟
そのわざとのせいで
私はめちゃくちゃキレられ
たんだけど!

そう言おうとしたけど
あまりにも嬉しそうに笑うから
言う気力なんて飛んでった



『優衣花~』


『きゃっ!』


はぁ…とため息をついた時
グイッと引っ張られる体

ベッドに倒れ込んでしまう
私の体


『さ、さ悟?』


目の前には
横になってる悟
おでこがくっつきそうなくらい
近い距離にドキドキがすごい


『俺のこと好き?』


こんな近い距離で
言えるわけないぢゃん!

でもすごく優しく笑うから
キュンてしちゃって


『好き…』


そう口が言ってしまった

言った途端顔がボッと赤くなる
恥ずかしさが止まらない


『俺も…』


私…中三相手に
完全に負けてるよね…
悟…中学生に見えないんだもん


『優衣花誘ってる?』


『え?』


『じって見過ぎ…照れる』


口を抑えて恥ずかしそうに
ニッて笑う姿に
またキュンとやられてしまう



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