大好きMAX

ミックス

【幸】



みんなで頑張ると意気込んだあの日から、私たちは毎日慣れないことばかりで、戸惑いを感じていた。


学校の文化祭は、クラスで何か出し物を決めてお店を出す、というテーマだった。


「1−3は、喫茶店を出すことに決定いたしました!」


みんなの前で張りきって発表しているのは、裏が怖い学級委員。


初めての文化祭だからか、みんなも盛り上がっている。


もちろん私も。


具体的なことが決まっていくなかで、私は集中しながらも、やっぱり違うことを考えていた。



「〜〜〜〜〜幸は……」


ん?
私の名前が上がっているような…
まっ大丈夫…「いだっ!」


うつ伏せになっていた私は、上から何かで叩かれた。
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