second〜切ない恋の物語〜
「仲良いんですね。」

「みたいだね。」

「…」




原田さんが思い出したみたいで、笑顔で続けた。


「そうそう、野上さんのどこがいいかって聞いたら、
彼女が終電無くなったって電話したら、すぐに迎えに来てくれたりする優しい所だってよ。」

「ふ〜ん。」

「この二ヶ月ぐらい前もあったらしいよ。多すぎるって野上さん、怒ってたけどな。」


二ヶ月ぐらい前…

もしかしたら、初めてドライブに行こうと誘ってくれた日?

コンビニ前で、怒り気味に話してたし。
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