second〜切ない恋の物語〜
『理解者』

『長い付き合い』

『言葉を発しなくても互いの気持ちが分かる』



さっきの彼女の言葉が頭の中でぐるぐるしている。

私はまだ三ヶ月。

短い。

私は涼さんに嫌われるのが怖くて

本当の気持ちを言えてない。

涼さんの本心も分からない。



彼女よりもっと前に出会っていたかった。

そしたら私は、誰にも負けないぐらい

涼さんの一番の理解者でいたと思う。





一番見たくなかった物を目にしてしまった。

彼女の左薬指には、石のついた指輪。

悔しい。

だけど、それ以上に、

哀しい。

私とは、未来の約束などない。
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