second〜切ない恋の物語〜
しばらくして、

シフトを変えてもらった女の子と一緒のシフトなった。

恭子ちゃん以外の女の子に会うのは初めてだから、

少々緊張していた。





Tree Timeのドアを開けると、

見た記憶のある女の子がレジをうっていた。

唇がたっぷりのグロスで輝いている。

私はすぐに思い出した。




初めて来た日の店員さんだ…




奥へ入る時、目が合ったので、軽く会釈をする。

「はじめまして、神野莉奈です。」

「はじめまして、花田美穂です。」

彼女はニコッと笑顔を見せる。

彼女が花田さんだった。

私は、シフトを変えてもらった事の御礼をいうと、

花田さんは大丈夫と気さくに言ってくれた。
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