マカロン
「フミちゃん…」ショウが口を開いた。

「来週の火曜日、合格者登校日なんだけど、親も行かなきゃいけないみたいで…」

ママはどうしてこんな時に出て行ったんだろう。

怒りがこみ上げてきた。

「火曜日か、昼間でしょ。大丈夫。私が行ってあげるよ。入学式も。

それから入学準備の買い物もあるでしょう。それも一緒に行こう。」

「フミちゃん、ありがとう。」

「お父さんは行けないでしょう。ユイに頼むのも無茶だし。

私も一回保護者やってみたかったんだ。」
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